このいたずらワーゲンどこかでみたことあると思ったら、１９６９年のあのディズニィー・ラブ・コメディ映画「ラブ・バッグ」じゃないですか。たしか、あの
頃私は、小学・・・いや中学生・・・いやそんなことはどうでもいいけど、なんか久しぶりに懐かしいディズニー映画を見た感じ。

さてさて、復活ハービー君のこの映画。
主人公マギーは、３代に渡る全米人気のカーレースＮＡＳＣＡＲに出場のカーレーサー、ペイン家の娘。
かつてはカーレーサーに憧れていたマギーだけれど、事故がきっかけでお父さんからレーサーは絶対禁止宣告。
大学卒業のお祝いに車を買ってもらうため中古車屋に行って選んだのが、スクラップ寸前のポンコツのワーゲン、ハービー。
マギーが運転席に着くと「あなたとハービーがひとつになれば奇跡が起こる・・・」という何かを予告するようなメッセージがダッシュボードからヒラリ・・・。

予告どおりハービーはマギーが乗るや否や、意思を持った車として爆走し、マギーのレーサー時代のパートナーで整備士のケヴィンの修理によってバージョンアップ！
ノリノリハービーはマギーの意思なんてそっちのけでカーショウの会場へ乱入してしまうのだ。

な
んだかいやな予感・・・やっぱりいた、そこには、ＮＡＳＣＡＲのスタードライバー、トリップが。彼にポンコツと馬鹿にされたハービーは、ピカピカのトリッ
プの車をこともあろうに傷つけてしまう。これを知ったトリップはカンカン。当然、ドライバーのマギーの仕業と思い、カーレースをけしかけてくる・・・。
これを機に、マギーとポンコツ車ハービーは、苛酷なレース参戦へと足を踏み入れていくのだった・・・。

さてこのカーレース、やけに迫力があると思ったら、カギとなるシーンは実際にＮＡＳＣＡＲのレース本番に撮影したとか。ＮＡＳＣＡＲというのは、乗用車を改造して行われるカーレースで、全米では凄い人気なんですって。

そ
うそう、主人公マギーを演じているリンジー・ローハンは、ジュディー・フォスターの再来といわれ、ファッション、ライフスタイルなど全米のティーンエイ
ジャーが熱狂するカリスマ的ティーンセレブなんですってね！誰かに顔が似てると思ったら，アムロでした。かつて彼女もティーンセレブだったっけ。

ハービーはたかが車だとはわかっていても、なんだかかわいい。かつて「ラブ・バッグ」の公開後、ワーゲンが爆発的に売れたとか。でも、買いたくなる気持ちわかるわあ。
町でビートルのワーゲンが目に付くようになったらこの映画効果ですね、きっと。

久しぶりに誰でも楽しめるディズニーらしいディズニー映画って感じの夏休みおすすめの作品です。

text by...  OKIYO

2005/08/15